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4月7日(日)午前8時に大邱スタジアムをスタート、参加者は過去最多の61カ国から約2万8千人
4月7日日曜日、午前8時に大邱スタジアムをスタートする「2024大邱国際マラソン大会」が開催される。17カ国160人の世界トップレベルのエリート選手と、55カ国約2万8千人のマラソン愛好家や市民など、過去最多となる参加者が大邱の街を駆け巡る。
韓国で唯一、ワールドアスレティックス(WA)からゴールドラベルレースの認定を受けている同大会は、今年も昨年に続き2年連続でゴールドラベルレースとして開催される。
特に今大会は、世界6大マラソン大会*と肩を並べようと、優勝賞金の引き上げやコースの新設など、多くの改善・補完が行われた。
*世界6大マラソン大会:ボストン、ロンドン、ニューヨーク、ベルリン、シカゴ、東京
まず優勝賞金だが、エリート部門の優勝賞金が4万ドルから16万ドルに大幅に引き上げられる。2時間4~5分台の世界トップレベルの選手9人をはじめとする海外招待選手67人と国内選手93人の計160人のエリート選手が、世界最高額の優勝賞金をめぐってしのぎを削る。
▲エリート及びマスターズのフルコース(42.195km)とフルマラソン駅伝(21.0975km)のコース
海外からは、元ケニア人でトルコに国籍を変更したカーン・キゲン・オズビレン選手(自己ベスト2時間4分16秒)とケニア人のセミキトワラ選手(自己ベスト2時間4分28秒)が出場し、大会記録更新に挑戦する。国内からは、キム・ゴノ選手(韓国電力、自己ベスト2時間14分8秒)と女子の韓国記録保持者のキム・ドヨン選手(サムスン電子㈱、2時間25分41秒)が、今年7月に開催されるパリ五輪の代表選考レースとして行われる今大会に出場する。
今大会はスタート地点とコースが変更された。スタート地点は、これまでの国債補償公園から大邱の陸上競技のメッカである大邱スタジアムになった。また、これまでは同じ区間を3周するコースだったが、大邱市内全域を1周するコースに再設計された。これには、大邱の主要な施設やスポットなどを紹介・PRすることで、国内のみならず海外にも大邱という街を知らせ、ブランド価値を高めようという意図がある。
マスターズ部門4種目(フルコース、フルマラソン駅伝、10キロ、健康ジョギング)には、約2万8千人のマラソン愛好家が参加する。エリート選手たちと同じコース、同じ距離を走りたいというマラソン愛好家たちの意見を反映させ、マスターズフルコースが7年ぶりに復活する一方、友人や恋人と一緒に走る2人1組のフルマラソン駅伝が新設された。
▲マスターズ(10km)と健康ジョギング(4.9km)のコース
大会当日は、参加選手や家族連れ、市民に楽しんでもらおうと、大邱スタジアムの西側広場に地元企業が出店する屋台(トッポッキ、ナプチャクマンドゥ(ぺたんこ餃子)、ホルモン焼きなど)とマーケット・ストリートが設置される予定のほか、大会を盛り上げようと未就学児を対象にしたキッズマラソン大会も開催される。また、ポータブル・ステージが設置され、地元の若いアーティストやインディーズバンドたちがストリートライブを披露する。
大邱広域市と同市警察庁は大会の準備期間中に現場踏査を実施する一方、交通規制対策について話し合い、迂回道路の確保と近隣住民への交通規制に関する事前案内を実施した。大会当日も交通規制による市民への影響を最小限に抑えるよう努める。
※交通規制及び迂回道路に関する案内:大邱国際マラソン大会公式ウェブサイト(daegurace@daegurace.com)とSNSチャンネルを参照
〈各区間の交通規制実施時間〉
4月7日(日)に開催される2024大邱国際マラソン大会は、午前8時から11時までの3時間にわたり、KBS-1TVやKBS Sportsのほか、youtubeストリーミング配信によって、寿城池や西門市場、サムスン商会跡地といった大邱の主な名所と市街地がリアルタイムで韓国内外に生配信される。
ホン・ジュンピョ大邱広域市長は、「2024年は大邱国際マラソン大会が世界で最も権威のあるマラソン大会になる元年になると期待している」と話す一方、「大会当日は交通規制などによる市民生活への影響が予想されるが、大会の成功のために協力してほしい」と市民に呼びかけた。