「パワフル大邱フェスティバル」や「大邱薬令市韓方文化祭り」など大邱を代表する春のイベントが目白押し、見どころと楽しみどころがいっぱい
大邱のパワフルなエネルギー、それに歴史と伝統、文化の魅力に浸れる「2024ファンタジア大邱フェスタ・春の祭り」が、5月8日(水)から17日(金)まで大邱都心全域で開催される。
大邱広域市は、複数のイベントの連携によって競争力を高めようと、統合イベント「ファンタジア大邱フェスタ」を毎年5月と10月に開催している。
今年で4回目を迎える同イベントは、パワフル大邱フェスティバルや大邱薬令市韓方文化祭り、大邱生活文化祭り、東城路祭り、東城路若者ストリート・パフォーマンスなど、大邱を代表する春のイベントが東城路一帯で同時期に開催されるため、いつになく多くの市民と観光客が訪れることが予想され、低迷が続く東城路経済に春風を吹き込むことが期待される。
韓国内外から専門のパフォーマンスチームが参加して大規模なストレートパレードが売り物の「パワフル大邱フェスティバル」は、5月10日(金)の前夜祭を皮切りに、5月11日(土)から12日(日)まで国債報償路一帯で繰り広げられる。このイベントは、(社)大邱芸術文化団体総連合会が主催・主管するもので、今年は昨年よりも規模が大きくなり、100以上のパレードチームが参加する。
中央十字路から公平十字路までの歩行者天国を行進するパレードは、専門のパレードチームの華やかなパフォーマンスから、市民のパレードチームによる個性溢れるパフォーマンスまで楽しめる。特に今年は、海外のパレードチームの参加(9カ国、17チーム、約500人)が一気に増え、見どころが多くなることが予想される。
また、K-POPダンスやストリートダンスといった大衆文化を基盤としたストリートダンス・コンテスト、パントマイムや変面、ファッションショーといった幅広いジャンルのストリート・パフォーマンス、タンゴの世界大会、そして他ではなかなか見られない異色の深夜文化り祭など、パワフル大邱フェスティバルは2日間息つく暇もないくらい見どころがいっぱいである。
韓国における伝統医学である韓医学の真髄を韓国内外に広く発信する「大邱薬令市韓方文化祭り」は、5月8日(水)から12日(日)まで薬令市一帯で開催される。
大邱広域市と同市中区の主催、(社)薬令市保存委員会の主管で開催される同イベント。今年は「ヒップチョン路地1658」というキャッチフレーズの下、開場から366年を記念するとともに、薬令市が若者からお年寄りまで訪れる「ヒップ」なスポットに定着できるよう、MZ世代(1981~2010年生まれの世代)をターゲットにしたイベント・コンテンツが充実している。
市民の健康と平和を願う告由祭を皮切りに、薬草路地、韓医路地、薬令路地、韓方路地、薬膳路地の5つのテーマ路地では、大邱薬令市韓方文化祭りでしか楽しめない異色の見どころと体験が企画されている。
生活文化同好者が主導し市民が参加する「大邱生活文化祭り」は、5月11日(土)と12日(日)の両日にわたって国際報償運動記念公園で開催される。
55チーム、482人の生活文化同好者が主人公となり、これまで積み重ねてきた練習の成果を発揮する大邱生活文化祭りは、各ジャンルのパフォーマンスや展示イベントとともに、生活文化拡散に向けた様々なプログラムが企画されている。特に今年は、ゴーゴージャン(音楽に合わせて踊りを踊る場)や漫画喫茶、音楽鑑賞室といった「レトロ」なコンテンツを採用、会場を訪れる人々に懐かしいロマンを届ける。
中高生と若者、それに中高年が一緒に楽しめる「大邱トップバンドコンテスト」は、5月11日(土)の午後5時からコーロン野外音楽堂で開催される。予選を勝ち抜いた20組のバンドによるハイレベルな演奏だけでなく、韓国を代表するバンド「キム・ギョンホバンド」と前回の大会で最優秀賞を獲得したD-Tuneがゲストとして出演する。
6つのジャンルで構成される大邱市立芸術団の公演を4日間にわたるリレー方式で鑑賞できる「大邱市立芸術団市民幸福コンサート」は、5月14日(火)から17日(金)までの4日間、7時30分からコーロン野外音楽堂で開催される。
5月14日(火)は、大邱市立劇団と有名なミュージカル俳優のブラッド・リトルさんがコラボするミュージカル・ショーと、大邱市立舞踊団とDJ ANOMYが繰り広げるファミリー・パーティが、涼しげな5月の夜空を華やかに彩る。5月15日(水)は、大邱市立国楽団と人気国楽家のナム・サンイルさん、「ミストロット」と呼ばれるチョン・ミエさんが出演する国楽フェスティバルで、国楽管弦楽や太平簫協奏曲、国楽歌謡など楽しいステージが繰り広げられる。
5月16日(木)は大邱市立合唱団と大邱市立少年少女合唱団による様々なステージが披露され、5月17日(金)は大邱市立交響楽団とJTBCの音楽番組「ファントムシンガー」に出演したビバファントムがコラボするステージが披露される。
若者中心の公演文化の影響によって停滞してしまった東城路経済に活力を与える目的で始まった「東城路若者ストリート・パフォーマンス」は、5月16日(木)と17日(金)の両日、東城路28アートスクエアで開催される。
午後7時から8時までは市民誰でも参加できるオープンマイクが企画されており、午後8時から9時30分までは全国公募によって選ばれた若手アーティストによる素敵なストリート・パフォーマンスが繰り広げられる。
個性満点で爆発的なエネルギーが感じられる大邱最高のイベントを市民と観光客に身近に感じてもらい楽しんでもらえるよう、大邱広域市は東大邱駅広場にイベントを象徴する大型オブジェを設置して「ファンタジア大邱フェスタ」をPRする。そして、SNS認証イベント「人生は私だけのもの」といった市民参加型の楽しいイベントを通じ、イベントの雰囲気を盛り上げる計画である。
また、イベント会場を訪れる観光客の利便性を考慮し、イベント会場と主要観光地を循環する「大邱シティツアー都心循環路線」を5,000ウォンで利用できる割引券を販売するほか、夕方までイベントをゆっくり楽しめるよう「ファンタジア大邱ナイト」*の特別路線も運行するなど、滞在型観光を活性化させる方針である。
* (期間)5月10日~12日、18:00~21:00 / (運行回数)1日2回(18:10、19:10)
* (路線)東大邱駅~近代文化路地~頭流公園~寿城池~西門市場~東大邱駅
* (料金)5,000ウォン、都心循環路線の搭乗者はナイトバス無料
一方、イベント会場を訪れる市民と観光客のために様々な割引サービスも用意されている。大邱を代表する遊園地であるイーワールド、スパークランド、大邱アクアリウムの利用割引券(30~50%)をイベント会場で提供する。また、アプリ「テグロ」の利用者に「テグロタクシー」の2,000ウォン分のモバイルクーポンを先着順で提供(5月11日(土)・12日(日))するなど、イベントを盛り上げるとともにテグロの利用活性化促進を目指す。
他にも、「2024ファンタジア大邱フェスタ・春の祭り」の期間中、東城路一帯では「東城路祭り」が、達西区一帯では「先史文化体験祭り」と「バラを感じる頃」が開催される。詳細は「2024ファンタジア大邱フェスタ」のオフィシャルヌリチプ(https://fantasiafesta.or.kr)、インスタグラム、Youtubeをチェック。
大邱広域市文化体育観光局のペ・ジョンシク局長は、「2024ファンタジア大邱フェスタ・春の祭り」を通じ、市民と観光客にダイナミックな大邱をPRするとともに、多様な文化芸術を享有する機会を持ってもらうきっかけになればと思う。今後、同イベントの認知度向上と地元イベントの育成により、地域経済の活性化と都市競争力の強化に向けて全力で取り組んでいきたい」と話す。